Raining Cats and Dogs!?

ここのところ梅雨真っただ中といったお天気が続き、気分までブルーになりがちですが、みなさんはいかがお過ごしですか?私は今日、バケツをひっくり返したような土砂降りに出くわしました。ほんの数分間だけだったので雨がおさまるのを待ってから帰宅しましたが、その間、昔習った「Raining cats and dogs」という英語表現にまつわる苦い思い出を思い出しました。

英語を勉強している方ならおそらく一度は聞いたことがあるこのフレーズ。辞書では「土砂降り」と書いてあります。この表現を覚えて以来、ずっと使ってみたいと思っていた私。そのチャンスがやって来たのはイギリス北西部のCumbria地方にある高校に通っている時でした。Cumbriaはイギリスの中でも特に降水量が多い地域のため、雨の日は珍しくありません。

その日もまた雨。授業が終わって校舎を出ようとすると、傘をさす意味がないくらいの土砂降り。そこで、早速このフレーズを使うチャンス到来!
「Oh my goodness! It’s raining cats and dogs!」
私の予想とは裏腹に、ここで周りの友達が一気に爆笑。
「何それ⁉そんな表現、おばあちゃんしか使わないわよ!」

そう、この表現、実はネイティブスピーカーはほぼ使いません。
特に若者は。
このフレーズを実際に使う人はかなりお年寄りだったり(でも、実際にこのフレーズを使っているお年寄りに私はまだ会ったことはありません)、わざと古風な表現を使う場面で使ったりすることはあるようです。なので、若干16歳の日本人の私が学校で自信満々に放ったこのフレーズは同年代のイギリスのティーンの笑いの的となったわけです。

じゃあ、ネイティブスピーカーは「土砂降り」をどのように表現しているかというと、
It’s pouringやIt’s pouring down
という表現をよく使っています。
「pour」というのは何かを「注ぐ」という意味なので、上から雨を注がれているように降っているということなのでしょうね。
また、もう少しカジュアルな表現だと、
It’s chucking it downやIt’s bucketing down
という表現もあります。
「chuck」は「放り投げる」という意味で、「chuck it down」は「下に放り投げる」ということなので、雨を下に放り投げているかのように降っていることなのでしょう。「bucketing down」の「bucket」はバケツのことなので、まさに「バケツをひっくり返したような」雨ってことですね。

でも、実際のところ私の同級生が一番よく使っていたのは、
「It’s pissing down」という表現でした。ご存知のとおり「piss」は「おしっこする」という意味で、あまり綺麗な表現ではないのでビジネスの場や、目上の方との会話、フォーマルな席では避けた方が良いですが、イギリスの若者同士ではよく使われています。

このように辞書や本に載っているのに、実際に使えない!という英語は意外にたくさんあります(このブログで少しずつ紹介していきますね)。本や辞書を使ってある程度独学はできても、実際に使える英語を勉強するには、やはりネイティブスピーカーとの実際の会話が大切だなと痛感します。ビートップランゲージサービスでは、卓越した英語指導力を誇るネイティブ講師陣、そして海外経験豊富なスタッフが皆さんの英語学習をフルサポートしています。突然の雨に備えて置き傘も用意してありますので、是非お気軽にビートップにお立ち寄りくださいね!

Hiromi, Sun Mihall

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